listen こえびメモ

リスン・デザイン こえびのブログ

日々感じていることをつらつらと書きます。

2023-01-01から1年間の記事一覧

火のそばに

ようこさんちの 薪ストーブを 思い出した 炎はいいね わたしは あたたかいと 安心する わたしの願いは ただ ひとつだけ 欲しいものは べつに なんにもないかな どんなに世界が 暗くても あなたが あなたのまま そばにいてくれたら 火のそばに いさせておくれ…

美しさとおそれ

美しさと おそれは とても似ている 張り詰めた糸を ぴん、と 指ではじくと 水滴が ぽたりと落ちて まっすぐな円で 波紋が広がる 抱きしめるように 慈しむように いっぱいになって こぼれ出てくる やわらかく 優しい 羽のついた音 瞳のなかの つめたい石が あ…

明日、死んだって平気

わたしはもう 明日、死んだって平気 今日をいっしょうけんめい 生きたから 愛する人たちに いっぱいの愛を伝えて 愛する人たちに いっぱいの愛をもらったから 「あなたはすでに 亡くなった人みたいに 生きているのね」 と言われて 「そのとおり!」 と思った…

価値というバトンについて

6月にはじめて 自分でなにかを作って 売るということをして それがすごく本質的で わたしのふんわり頭にも 何が起きてるのか 解りやすかったから ずーっとぼんやり 考え続けてる ものを売るということの もっと本質的なところ 価値と価値を 交換するというこ…

お蕎麦屋さんの夢

こんな夢をみた。 実家の前の道の工事が終わったようだ 窓から新しい道が見える なんて大きな道! 袋小路になっていた道が公道につながって とても見通しがよくなっている 道幅がおおきく広がっていて まんなかに白い線がひかれている きっと車が増えるだろ…

置き忘れた怒り

「怒る」ってどうやるんだっけ? って 数年前のわたしは悩んでいた 今この状況は 怒ったほうがいいような気がするけど 怒るやり方がよく思い出せないから どうでもいいや って 20代の自分は かなり怒りっぽかったことを思い出して 真剣に 怒り方を思い出そう…

あなたへのお願い

おとうさんが 種を蒔いて おかあさんが お腹のなかで 育ててくれた 笑ったり泣いたり 走ったり 生み出したり すべてのものは 身体からはじまる わたしは 何を食べるかを 大切にしている あなたのことが とても偉いと思う 自分の時間を 大切にしている あなた…

忙しいけど楽しい

あんまり忙しくて ふらっと倒れそうになった 顔面は蒼白 だけど とってもとっても楽しい 美味しそうだから 欲張っているだけ 忙しくしてるのも自分だし 美味しいのも自分だし 大変なのも自分だし ただそれだけ! いまの居場所がとても好きだ わたしは東京に…

おなかの上で眠る夢

こんな夢をみた 実家はいつも通りでにぎやかだ 両親はわたしたちに優しい ふと違和感を感じる わたしの隣にいる彼が どうも弟に似ているような気がする じーっと見つめてみても なんだかよくわからない いや、弟よりも 友人に似ているのかもしれない、 と思…

ダルメシアンのお花の夢

こんな夢をみた。 前後はたぶんたくさんあったけど、忘れてしまった。 わたしはお花をもらった デルフィニウムだと言っていたけど たぶん違うお花だ 南国の女の子の髪についているような あっけらかんとしたデザインで シンビジュウムに似ている気がする だ…

ほんとうに欲しいもの

無限にある選択肢を ひとつずつ 閉じていくと たったひとつの 必要十分に たどり着く 難しいと感じていた ものごとは 実はとても シンプルだった ただ決めるということ 受け入れるということ ほんとうに欲しいものを ごまかさないで 欲しがること これは意外…

不在という存在

この道はなかなか 一筋縄ではいかない わたしも あなたも いっしょに 同じようなもどかしさを 抱えている気がする あなたが わたしの世界に 存在しないということが 不在というかたちで あなたの存在を 鮮やかに浮き彫りにする ポロックという画家の カット…

朝の花束

おはよう 今日もあいしてる いってきます いってらっしゃい 今朝つかまえた わたしの言葉

朝の花束

死んだように 夢の中を旅して 生まれたてのように 目覚め ひとは毎日 生まれ変わっている 夢と朝のあいだに 浮かんだイメージは いちばんきれいな 生まれたてのわたし 数秒たったら 大人だったことを 思い出してしまうから 朝をダッシュして 言葉をあつめる …

わたしたちは半分ずつ

たとえば 肩書きがなくなって 名前がなくなって 性別がなくなって 自分を証明するものが ひとつもなくなったとき さいごに残るものって なんだろう 張りぼてだらけの世界で - listen こえびメモ ............ これを書いた時のことを よく覚えてる 今もおな…

失われた光はかたちを変えて

今日も 星の部屋で目覚める 庭の葉っぱかたちをした 木漏れ日が ゆらゆらしていて すりガラス越しの 緑色のグラデーションに 部屋中が包まれている 大家さんが 落ちた柿の実を ほうきで掃いている音がして 8時前にアラームが鳴ったら 「らんまん」をつける …

美しい音楽になる

点と点が 離れてまた ぶつかって 繰り返しながら すれ違ったリズムが 共鳴していく 火花のように チョコレートのように 胸がいっぱいに膨らんで 溢れそう 喜びでいっぱいで すこし苦しい あなたの瞳が わたしに魔法をかける そっと触れるたび 小さなつぼみが…

絵はわたしの小鳥

誰かに見てもらえたら 絵は小鳥になる 心の中に閉じ込めていた いろんな色や形が 羽をあたえられ 空へと羽ばたいていく さえずりが 知らない窓のなかの 鳥かごへと 届いて 知らないだれかの 小さな鳥が目覚めて ピヨピヨと さえずりを返してくれる 絵は自由…

海の下から鍵盤をながめる夢

こんな夢をみた この浜辺には見覚えがある いつか夢で見た わたしの大好きな海だ この中には ぜんまい仕掛けのヤドカリや お花畑のような海底があって ここで好きなひとに 会えたような気がする 広い海の先を潜って ひとりで泳いでいくと 緑に囲まれた湖畔の…

ものを作って、ものを売るということ

自分で作ったものを 自分でねだんを決めて 自分で売る 商いをしている人にとって ごくごく当たり前の この流れが 初めてのことなので とてもありえない 摩訶不思議なことのように感じる 売れるってことは それが なにか価値のあるものとして 買った人のお家…

つかのまの光

あなたの傷口が ひらいたときには わたしをぎゅっと 抱きしめておいでね 傷がたくさんついたギターは とても優しい音がする 優しくて切なくて 泣き出したいような音がする 過去のいたずら 古くなったまぼろし 怖い夢から覚めたら わたしの瞳を 探しにおいで …

強制アップデート

いきなり Webサイトが消えた ワードプレスを更新して プラグインを触っているうちに いつのまにかハッキングされてしまったらしい その前は パソコンの中のデータがぜんぶ消えた 長年Macを使い続けているからわかるけど 全部が消えるなんて本当はありえない …

書いて落ち着かせる

知らない道をゆくとき たまらなく怖くなる 自分をかすかに 信じられなくなった瞬間 自分がつくるものが 信じられなくなる もともと自分にしか見えない道が 自分にも見えなくなりそうなとき あれ、 これで合っていたのだろうかと 実はぜんぶ 間違っているので…

拙さが愛らしい

わたしの甥のこうちゃんは 「つくる」が言えなくて 「くつる」と言う 「こうちゃんがくつったの」 「そっかあ! こうちゃん「くつった」じゃなくて「つくった」だよ。」 「そう、こうちゃんがくつったの!」 間違ったまんまの拙い言葉で 一生懸命、おしゃべ…

反省するということ

ここのところ、個人的なことで、ずいぶん家族に迷惑をかけてしまったのだけど。 いろいろと自分の過去の行いとか間違ったこととかにに思いを巡らせつつ、 申し訳なくなったり恥ずかしくなったり情けなくなったりしつつ だけど自分を責めたりはしていないな、…

ささいなこと

わたしの悩みを あなたがいつも ささいなことだよ、と歌うように あなたの悩みを わたしはきっと ささいなことだよ、と笑ってあげる わたしにできないことを あなたができて あなたにできないことを わたしができる わたしが知らないことを あなたが知ってい…

星のガラスの天井の夢

こんな夢をみた。 ショッピングモールの中を歩いていると 大きなフードコートの先は 段々になっている 真っ白い壁と階段は 光がたくさん差し込んで とても明るい 近所のおばちゃんたちが すてきな聖歌隊の衣装を身につけて 歌を練習している 天井を見上げる…

心で生きていくということ

心で生きていくということは 目隠しをしたまま 道を歩くことと似ている 目を瞑ったって平気だよ だって毎日通っている道だもの そう言って 目を閉じて歩いてみた 一歩、二歩、三歩、 ぜんぜんへいき さっき見ていた景色を 位置関係を ちゃんと覚えてる 四歩…

砂時計のように滑り落ちていく

それはとても シンプルなことで あまりにもシンプルすぎて 難しかった あなたがたくさん 掌にのせてくれた光を うまく受け取れなくて ごめんね こわかったから 背を向けてしまった ささいなことを 心いっぱいに広げて やわらかいところが 傷つかないように …

中に入ることで、外に広がっていく

中に入っていくことで 外に広がっていく ドアがあって すごく矛盾しているようで どうしたらいいのか分からず 足がすくんでいる ここは わたしの知らない法則で 世界が成り立っていて とても怖い 答えがないから怖い だけど とても美しくて、自由で ずっと求…