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リスン・デザイン こえびのブログ

日々感じていることをつらつらと書きます。

感情はミルフィーユ

 

人に優しくできないときは

自分に優しくできていないとき

 

身近な人に対して

怒りがでてきたときは

ひとつの限界のサインだと思う

 

 

 

 

 

しんどいときは

迷子になった感情が

出口を探して彷徨っているから

 

うろうろしている感情をみつけて

話を聞いてあげる

 

 

 

 

 

 

 

はじめは

 

「あいつらなにもわかってない」

「バカばっかり」

「死んじゃえばいいのに」

 

と、ひどい言葉がでてくるのだが

まったくだね、と

出てきたものは絶対に否定せずに

うんうんと聞いてやると

 

「悔しかった!!!」

 

が出てきた。

 

そうか、ほんとうは悔しかったんだな、と

自分でもすこし驚いていると

そのうちに

 

「蔑ろにされている」

 

が出てきた。

 

 

 

 

自分の感情はいつも

「蔑ろにされる」と繋がっていて

すごくしんどくなるのだけど

それでもうんうんと聞いてやると

 

 

「悲しい」

 

になり

しくしく泣いていると

 

「置いていかないで」

 

になり

 

「ごめんなさい」

 

になり

 

涙がぜんぶなくなるくらい

泣き疲れてぐったりしたあと

 

最後の最後に

なぜだか

 

「ありがとう」

 

になる

 

 

 

 

 

感情はミルフィーユだというけど

ほんとうにそのとおりで

 

なぜ

ごめんなさい、とか

ひとりにしないで、とかが出てくるのかは

よくわからない

 

だけど

全部きちんと味わってあげたら

きれいに消えてしまう

 

 

 

 

 

あれだけ腹が立っていたのに

「それでもよく考えたらいいところもある」

「わたしに依頼してくれるのはありがたい」

 

になって

 

「あれ?なんであんなに腹を立てていたんだっけ?」

と、さっきまでの怒りは

思い出せないほど遠のき

 

「むかつくけど喜ばせてあげるか」

 

になる

 

 

 

 

 

だれかに対して

無茶苦茶に腹が立つときは

 

その身近なだれかが

鏡のように

わたしを映し出していていて

 

 

 

 

 

自分が自分を

無理させすぎていないか

我慢させすぎていないか

自分を犠牲にしすぎていないか

 

気づかせてくれている

 

 

 

 

 

そのあと

クライアントと話し合って

きちんと大人な態度で

でも言いたいことを言って

 

無理なものは無理ですと言って

 

あたたかいお湯に浸かって

 

納期よりも

自分がごはんを食べる時間を優先して

 

夜は必ず布団で眠るようにして

 

自分のために好きな洋服を買った

 

 

 

 

 

忙しいことを理由に

自分を後回しにするのはやめよう

 

これはひとつの誓いである

 

誰にも迷惑をかけないように

一生懸命がんばることで

 

いちばん守らなきゃいけない

自分が傷ついていき

 

自分が痛いからって

だれにも優しくできなくなる

 

 

 

 

 

誰かに蔑ろにされている

 

と思ってしまうのは

 

自分が自分をいちばん

蔑ろにしているからだね

 

 

 

 

 

 

ほんとうに

いつもごめんね

 

 

 

 

いつも

そばにいてくれて

頑張ってくれて

ありがとう