listen こえびメモ

リスン・デザイン こえびのブログ

日々感じていることをつらつらと書きます。

書いて落ち着かせる

 

 

知らない道をゆくとき

たまらなく怖くなる

 

自分をかすかに

信じられなくなった瞬間

 

自分がつくるものが

信じられなくなる

 

 

 

 

もともと自分にしか見えない道が

自分にも見えなくなりそうなとき

 

あれ、

これで合っていたのだろうかと

 

実はぜんぶ

間違っているのではないかと

 

 

 

 

それまでの熱さが

酔いが醒めた朝のように

ひんやり遠のいていく

 

ぜんぶ壊してしまいたいような

恥ずかしさでいっぱいになる

 

 

 

 

 

わかりやすいものって

わかりにくいものって

どっちがいいんだろう 

 

売れるって

どういうことなんだろう

それは嬉しいのだろうか

 

みんなに伝わらないのは

不親切なのだろうか

 

誰にも伝わらなかったら

寂しいだろうか

 

じゃあ伝わったら

嬉しいのだろうか

 

嬉しいような気もするし

嬉しくないような気もする

 

別にどっちでもいい

だって大したものじゃないし

たぶん多くの人にとっては

 

そんなことを考えはじめると

なんか急に

 

自分のなかの世界が

煌めいて見えていたものが

どうでもいいもののように

思えてくる

 

 

 

 

 

 

わたしの心の糸口は

デザインだったはずだけど

 

デザインはいつも

わたしを黒子にしてしまう

 

自分はどうしたいのだろうか

 

 

 

 

 

 

自分はまだまだ

あいまいで半透明で

 

見えるときもあるけど

ふとした拍子に

 

心のなかから消えてしまう

 

空気の抜けやすいタイヤみたいに

まるで心もとない

 

 

 

 

 

ブログを書いている時間はないけど

書いたらなにか

落ち着いてきたような気もする

 

ただの書き殴り

 

 

 

 

 

よくわからないけど

正解はわからないけど

 

わたしはこの形は

綺麗だと思う

 

誰にもわからなくても

わたしはこの形を

美しいと思う

 

絵じゃないかもしれない

ただのゴミかもしれない

 

だけど

ゴミじゃないことを

証明しようとしたら

どんどん色褪せていくから

 

わたしはこの美しさを

どうしたら

わたしの場所に連れてこれるのか

ちっともわからない

 

 

 

 

 

今ここで煌めいて見えるものが

明日どんなふうに見えるかわからない

 

それはいつも

その瞬間に起きて

 

次の瞬間に

どこに行くのかよくわからない

 

 

 

 

 

かすかに聴こえるのは

 

「あ、これ、きれい」

 

という囁きだけ

 

 

 

 

その美しさが

いつまで続くのか

わたしにはよくわからない

 

 

 

これはアートではないし

デザインでもないし

商品でもないし

 

わたしはただの

わたしでしかない

 

 

 

 

 

今これを書いたら

ほんのすこしだけ

 

心が落ち着いた気がする