夢の話ばかりを書いている
この数日
あまり覚えてはいないのだけど
父がよく出てくる
父と空港にいる
どこかに向かおうとしているようだ
飛行機のシートは
むきだしの青空で
落ちないように
身体をぎゅうと支えている
しがみついていないと
落っこちてしまう
危ないやろが、あほが！
叱られる
口が悪いな、くそ
でも大丈夫
お父さんがいるから
ふいに
わたしを支える腕に力が篭り
耳元でなにかを囁く声が聞こえる
小さい声は風で聞こえなかった
なにか
大丈夫だから、というような
ニュアンスであった気がする
なにが大丈夫なのだろうか
目覚めたら涙が出た
父はわたしのことを
心配しているのかもしれない
ごめん
それでも嬉しいと思った
心強いと思った
以前はできなかった
弱さを認めていくこと
わたしを
心配してくれている
わたしは
守られる存在だ
きっとだれかが
助けてくれる
安心してもいい
寒い季節はいつも
わたしを心細くする
それでもきっと
だれかが
わたしを
気にかけている
心配している
守ろうとしている
いつも
だれかが
わたしを
助けようとしている
