この場所でまた
冬を迎える
わたしがどれほど
この寒さに
びくびくしているか
たぶん
あなたはしらない
自分が
ひどくわがままなことを
言っていることは
知っている
それでも
言ってみたかった
あなたのなかのわたしは
わたしよりも
はるかに
美しい
わたしをとびこえて
あなたを
奪ってしまうほどに
ここにいるわたしが
なにひとつ
うまくやれなくても
どうかわたしを
嫌わないで
あなたの思うわたしと
まるで違っても
どうかわたしを
嫌わないで