listen こえびメモ

リスン・デザイン こえびのブログ

日々感じていることをつらつらと書きます。

いつになく、ゆるくてかるい年明け

 

 

 

 

今朝はふっと

亡くなった祖父のことを思い出した

 

祖母が亡くなってから20年以上

ずっとひとりで暮らしていたおじいちゃん

 

みんなが誰かと過ごしている時間を

ひとりで過ごすとき

 

おだやかな祖父の暮らしに

どんな時間がながれていたのか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひとりが好きな人だったな

妙にマイペースで

とぼけていて

 

年末の高揚感のなか

いつも通りにスーパーにいって

大好きな和菓子をひとつかふたつ

入れっぱなしのお茶

 

晦日、紅白、ゆく年くる年

合間に囲碁をぱちんと

 

ふとしたときに

寂しさがよぎることも

あっただろうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生きていたらみんな

きっとどこかで

ひとりになる瞬間がある

 

誰かといっしょにいても

さびしいときもあれば

 

ひとりでいても

ちっとも

さびしくないときもあるのは

 

きっとさびしさとは

状況ではなく

こころに宿っている「感覚」だから

 

 

 

 

 

外側からは見えないから

その人が幸せかどうかは

だれにもわからないけれど

 

どんな現実があれど

こころの中にいつも

あたたかい感覚があれば

それだけで人は幸せになれる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もっとそばにいてあげたら

よかったのかなあなんて

よぎったりもしたけど

 

ああ、そうか

おじいちゃんはもしかしたら

心のなかはいつも

幸せだったのかもしれないなと

 

そんなことに気づいた

 

それはそれで

祖父にしか見えない

光が散りばめられた

豊かな日々だったに違いない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなことを考えながら

 

初日の出を見に行く予定を忘れて

ぐっすり眠ってしまった

 

ゆるすぎる朝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空気感がだいぶ変わってきたね

かるくて

ゆるい

 

 

 

わたしも今年は

年賀状も大掃除も

そのほかのバタバタあれこれも

ふと思い立って

ぜんぶやめることにした

 

 

 

 

やらなきゃいけないことは

だいたいにおいて

どうでもいいってこと

 

たいせつなのは

いまこの瞬間の気分

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆるーく

かるーく

 

今年も始まるよ