望まないものが
目の前にきたとき
こんなのいらないよと
心の底から感じたとき
子どもみたいにわんわん泣いて
なんだか疲れはてたとき
悲しい気持ちの向こう側に
ずっとずっと
見つけられなかった
わたしのほんとうの気持ちが見える
そんなやり方をする前に
すなおに
欲しいものを描くことができれば
もっとかんたんなのだけど
わたしは自分のほんとうの気持ちに
なかなか気づいてあげられないから
こういうふうに
いつも遠回りしてしまう
それでも
こんなのいらないよと
わたしが欲しい世界は
これじゃないよと
それがほんとうに
腑におちたとき
ようやく
わたしがほんとうに
望んでいるものが
浮かび上がってくる
望まないものをヒントに
望むものを見つけていくということ
止まっていた針が
ゆっくり時を刻み始め
わたしは
背筋を伸ばして舵をとる
それが役割のような気がして
なんとなく立ち止まっていたけど
動いたっていいんだ
あたらしい景色を
描いてもいいんだ
そしてわたしが欲しいものはね
あのね
ほんとはね
君だけに教えてあげるね
それはきっととても
嬉しい気持ち
例えそれがどんなふうになっても
わたしが見つけた
わたしの気持ち
もう見失わない
宝物みたいに
キラキラ輝いている
これがこれが
わたしの
ほんとうの気持ち
こんにちは
そして
さようなら
わたしの気持ちは
こんなにきれいな色だよ
