埃をかぶった羅針盤が
めまぐるしく
動いている
わたしはわたしが
なんだか面白くて仕方ない
わたしけっこう適当な
人間だったのねって
ほんとうは
たくさん
嫌いなものがあった
いけないことだと
思い込んでいたから
ちゃんと嫌うことが
できなかった
「きらい」
って
とてもシンプルで
気持ちがいい
こころの窓を
開け放っていくような
潔さ！
「ほんとは好きじゃないけど
嫌いでもない」
なんて
ごまかしていたら
結局
どれが大切なことなのか
わからなくなる
ごめんね
あなたはなにも悪くないけど
嫌いなの
それでいい
ピーマンはなんにも悪くないけど
ピーマン嫌いだったじゃん
自分のことを
自分で分かることが
とても大切で
自分自身が
分からないことを
他の人に
分かってもらおうなんて
ぜったいに無理だから
わたしのためにも
大切な人のためにも
わたしがわたしを
理解していたいし
許していたい
「きらい」の羅針盤
「きらい」の指す方の
反対側に
「すき」のヒントが
隠されている
大好きなものを
見つけるために
思いっきり
嫌いになってやろう
ワクワクする
わたしは
わたしが思ってるより
わるいやつだよ
ごめんね
ヾ(｡>ｖ<｡)ﾉﾞ
