張りつめた
こころの糸が
切れかかっている
一番星は
いつもきれいだ
この部屋には
誰もいない
わたしはちゃんと前に
進めているのだろうか
あのとき
キラキラしてみえた
街の灯りのひとつひとつ
人々の暮らし
あたたかな団らん
ぼんやりと遠のいていく
この街はずっと
わたしに
よそよそしい
知らない顔
知らない店
知らない景色
ふと
見たことのある顔をみつけて
もういちどみると
知らない人だった
こんなところに
いるはずのない人
こんなことばかり
灯りの消えた街
わたしの居場所は
どこにあるんだろう
みんな不安なんだ
もう
ひとりで
頑張らなくても
いいのではないだろうか
だれかに
そばにいて欲しい
いままで
どんなに辛くても
こんなふうに
思ったことはなかった
わたしは
ほんとうは
ずっと
さびしかった
どうすればいいのか
わからなかった
