部屋ベッドの前にある
観葉植物の葉っぱを撫でたら
すうっと心が落ち着いた
このベンガル菩提樹は、
先日行ったすてきなお花屋さんで
葉っぱの手ざわりが気にいって買ったのだ
若い葉っぱの表面に
ちいさな産毛がたくさん生えていて
ビロードみたいな手ざわりがする
わたしは最近よく考えるのだ
木のように生きられたらいいなあって
だって木って偉いじゃん
なんにも考えてないのに
ただ生きてるだけでみんなをほっとさせるなんて
とっても偉いと思う
3時間前にいた世界から
また大きく移動して
わたしはちゃんとベッドの上にいる
また1時間くらい眠っていたみたいで
全身にびっしょり汗をかいている
目覚めたら、コズモのみんなから
資料直してくれてありがとうって
LINEが届いてた
すっかり嫌になってしまっていたけど
わたしのこと見ててくれる人
ちゃんといるみたい
耳の奥がぴんと立った
この感覚はやっぱり消えないけれど
人間としてのわたしを
見ててくれる人、ちゃんといる
見ててくれる人がいることで
わたしはなんとか
人間としての器を保っていく
浮かび続けていると
空の方が居心地よくて
よけいなことを思い出してしまうから
きっとこの子がやってきてくれたんだね
木を買ってよかったなあ
うちに来てくれてありがとう