たとえば
肩書きがなくなって
名前がなくなって
性別がなくなって
自分を証明するものが
ひとつもなくなったとき
さいごに残るものって
なんだろう
張りぼてだらけの世界で
外側を覆っているものなんて
わたしにとっては
あんまり意味がないんだ
きみの奥で燃え続けている
そのあたたかい炎だけを
わたしはずっと
見つめてる
強くてやさしいひと
どんなときも
べらぼうに格好いいよ
世界でいちばん
すてきだよ
あなた自身の本質を
わたしは心から
尊敬している
大丈夫だよ
ずっとそばにいるよ
ずっと見ているよ
あなたを取り巻く
すべてがなくなっても
あなたがあなたでいるかぎり
わたしはきっと
そのあたたかい炎を
見つけられる
大丈夫だよ
