わたしでいいのかなと思う
何もできないし役不足で
もっとふさわしい人がいるのではないかと
そう思って心がぎゅっとなる
でももし、
自分が同じようなことを言われたとしたら
おばかさん、
よけいなことを考えないで信じておいで
と思うだろうから
ある意味だれしも
お互いさまなのかもしれない
わたしの、、
一番気の毒なところは
うれしさが
キャパシティを超えたとき
消えてしまいたくなるところ
うれしさや喜びを
うまく
表現することができない
うれしくって
抱きしめたいのに
逃げだしたくなる
誰もいないところまで
何歳まで生きられるかわからないけど
たとえば
いままでが半分
あと半分、わたしに
時間が残されているのだとしたら
あとの半分は
どうか神様
愛や喜びを
うれしい気持ちを
わたし自身が
どうかわたしのために
抱きしめても良いのだと
教えてください
ひとりぼっちの
慣れ親しんだ
甘くて暗い水の底に
わたしはまた
わたしを沈めてしまいたくなるから
なんにも怖くないのだと
だれも傷つけたりしないのだと
どうか神様
かなしみでなく
よろこびの涙を
ただそっと
わたしに
抱きしめさせてください
