listen こえびメモ

リスン・デザイン こえびのブログ

日々感じていることをつらつらと書きます。

縁側のハナを抱きしめる夢

 

こんな夢を見た。

 

 

べっぴんなお客さんが家にいらした。

 

「ほら来られたよ、はよしい」

声が聞こえる

 

わたしは階段のちょっと上から、見えへんように、こっそり、彼女の様子を伺う。

ガラガラと引き戸を開けて、美しいお客さんが入ってきはる

 

 

大急ぎで、子供部屋の電気を消しにいく

壁のスイッチを探す

ここはまだ手つかずの秘密基地やけど

裸電球もちゃんとついてるねん

 

そこはいつのまにか原っぱになっている

たいせつな秘密基地やねん

パチ パチ パチ

電気つけたり消したりしてあそぶ

 

 

 

 

そして今、わたしらは

べっぴんなお客さんとコタツを囲んでいる

 

 

 

恥ずかしくて顔みれへん

もじもじしていると、

「食べる?」と、ガムくれはった

 

ガム食べたいけどこれ、辛いやつや

どないしよ....

そんなん恥ずかしくてこんなとこおられへん

 

 

なんかいややな

タツを抜け出して縁側のとこに逃げる

 

 

 

縁側はいつも日当たり良くてすきやねん

 

 

「ハナ、ハナ」

 

縁側でひなたぼっこしてる柴犬のハナがおる

 

ハナの毛は明るい午後の光に透けて

キラキラと輝いている

 

目つぶってうとうと気持ち良さそうなのを

邪魔せんように

後ろからふわっと両腕をひらき

そうっと抱きしめる

 

太陽の光で毛がだいぶあったかなってる

ハナの背中に頬をよせる

美しい毛並みのしっかりとした毛が

ふわふわと頬に当たる

 

 

「きもちええなあ」

 

ハナは微動だにせず

気にせずなすがままになっている

 

右腕でハナの背中をなでなでする

しっかりとした筋肉とあたたかなボリューム

ひとつの命のずっしりとした重みに

愛おしさがこみあげる

 

 

f:id:listen-design:20200609150612j:image

 

 

 

 

 

 

母の実家のちいさな縁側と和室と子供の頃のきもち

最近お腹の手術をしたばかりののハナのことを思い出す。ハナはとても顔立ちがきれいで度胸がすわっている。ハナのあのふわふわの毛をおもいきり抱きしめたくなった。