listen こえびメモ

リスン・デザイン こえびのブログ

日々感じていることをつらつらと書きます。

それが存在しない時間軸へ行く

 

 

 

ちょっと前まで、街は元気だった

 

東京は

自然こそ少ないけど

人と経済の動きが活発で

 

緑も土も水もなくても

街を歩くだけで

エネルギーで満たされた

 

行き交う人々の笑顔には

安心感が漂っていて

 

わたしが元気でいられたのは

街が元気だったからなんだと気づく

 

 

 

 

 

 

なんだかずいぶん、

街も人も小さくなった

 

夏の空はもっと青いのに

うすくグレーがかったように見える

 

経済と人の動きがなくなれば

この土地にはあまり

力がない気がする

 

不安がぞわぞわと侵食し

みんなの心を縮こまらせていくのは

とても悲しい

 

 

 

 

 

 

 

 

情報はいやになるほど調べた

点と点をつないで

なんとなく輪郭がみえてきたころ

 

このあたりで必要十分かな

というラインにたどり着いた

 

 

 

 

 

筋書きもわかったし

この映画もう飽きたわ

 

集中しすぎて

忘れてたけど

 

これ

ただの映画だったわ

 

 

 

 

 

 

わたしはここで

ひとつ挑戦をしようと思う

 

それは

 

知ったうえでなお

 

意図しないものを

自分のなかに

存在させないという試み

 

 

 

 

 

映画の途中でトイレに立つとき

わたしたちは自然に

意識を一瞬で現実に戻し

また一瞬で映画の世界へ入っていく

 

本来人間は

これくらいの転換は

できるのだと思う

 

 

 

 

 

 

焦点をずらすこと

 

意図的に

忘れてしまうことで

 

それが存在しない時間軸に

意識を向けられるんじゃないかと

 

 

 

 

 

 

 

雑音が存在しないほど

夢中で生きてる人は

 

そういう時間軸に

自然といる気がする

 

それでいいんだと思う

 

 

 

 

 

 

「そんなのあったっけ」

「自分のことに夢中で忘れてたわ」

って

 

わたしがいま

憧れている人は

そういうひとかな

 

 

 

 

 

 

わたしは仕事柄なのか

今起きていることを

全部俯瞰して

分析するのが好きだけど

 

意識を外側に向けるだけじゃなくて

 

内側に向ける時間を

もっと増やしていきたい

 

 

 

 

 

 

私が好きな人の中には

そんなヒントが

たくさんある気がする