listen こえびメモ

リスン・デザイン こえびのブログ

日々感じていることをつらつらと書きます。

お布団で山をすべって飛ぼうとする夢

こんな夢を見た。

 

みんなで青い体操服を着て山登りしている。

 

中学校のときに仲良しだった友だちのきみちゃんと一緒に

なぜかお布団をずるずる引きずって

山に登っている。

重たいね。

でも、なんかすごく楽しいね

 

わたしは彼女の後を追いかけてく

いつもわたしを振り回す

無邪気で可愛い友だち

 

前にいる人たちが山を下っているのがみえる

きっとここが山のてっぺんなんだね

 

よし、やろう!

うわなんかドキドキするう

 一気に、お布団に乗ってすべり落ちる

 

めっちゃいいがあ

みんなまじめに歩いてるのに

こんなことしてるの、うちらだけだね

うけるう

その状況が楽しすぎて

わたしたちは笑い転げながら、山の斜面を猛スピードですべり落ちてく

 


お布団のすべりぐあいはなかなかいい

スピードもまあまあ出るし楽しいね

 

「ほら、重かったけどよかったじゃろ」

こっちを向いてなくても、声でわかる

彼女がどんな表情をしているか

わたしの前にいるきみちゃんは

いつだってマイペースで憎めない

一緒にいるとなんでも楽しいんだから

 

 


この斜面をすべり下りたら

こんどはあっちの山じゃな!

ここよりずうっと高く美しい山が、

はるか遠くに見える

 

 

 

そろそろ、日が傾きはじめている

山の斜面が、水を含んでキラキラと輝いている

アイボリー色の光に包まれて、金色に光っている

 

おしゃべりしているうちにたどりついた山の麓は

水ぎわの水面がキラキラしてとてもきれいだ

はるか遠くまで浅瀬がずっと続いている

 

 

まぶしくて遠くまでは見えないけど

きっと大きな海につながっている

金色に光る水面

空がオレンジとピンクに染まりかけている

 


お布団はちゃんと持ってる

ここからが本気だよ

「ほら、いけるくない?」

さっきみたいにお布団の上にお尻をのせてみる

 

 うーん、、

 

「飛べないね」

 

 いまは無理かもね、だってまだ、これはただのお布団だからさあ

 

それでも、心のなかで思う

念じればこれは容易く浮かぶだろう

それすら思い通りだってこと、わたしたちは知ってる

本気になったら、空なんてすぐ飛べるんだから

ただ、空に浮かぶのはコツがいるだけ

心から信じられたなら

キキみたいに

 


ちょっとすぐには無理かもしんないね

まあいっか、飛べなくても。

きれいだからいいや

 

 

 

彼女の考えてることは手に取るように分かる

みずみずしい彼女の息遣いが、すぐそばに感じられるから

言葉なんていらないね

こうして一緒に走ってるあいだは

脳みそがくっついてるんだから

 

 

 

わたしたちはなにが可笑しいのか、走りながらずっと笑いころげてる

わたしの先を行くのはいつもきみちゃんで

すがたが見えないのはわたしのすぐ横にいるから

 

 

もう、飽き性なんだから!

ついていくだけで大変だよ

 

 

 

 

夕焼けの光に透ける

きみちゃんの細い髪がとてもきれい

 

 

大きな海の上を、はしゃぎながら

ふたりでどこまでも走っていく