先日、東京に行ったときに
すばらしいデザインチームの展示を観た。
繊細で美しく
どこか空っぽで
深く引きこまれる
静かな世界
うつくしいな、と思う
とても、とても素敵。
だけど、
わたしが思ういちばん美しいかたちは、
この中のどれとも違う
わたしにしか生み出せないかたち
わたしならもっと
そんな強い感情が立ち上ってくる
静かに疼いている
こんな感情がまだ自分の中にある
どんなに著名で、
どんなに素晴らしいデザイナーの中にもないアイデアを
世界中でわたしだけが持っている
だれかのために、なんて、
別のだれかになろうとして
自分を消してしまってはいけない。
「listen」という、たいせつな屋号
わたしが耳をすませるべきなのは、
目の前の相手よりもまず。
まわりの声や風向きから離れて
自分自身に、チューニングを合わせる。
わたしがわたしにたどり着く。